ソフトウェア
時間依存解析ソフト(VA2000)
時間依存解析ソフト
溶媒中に固体微粒子を懸濁させたサスペンション溶液(分散系溶液)などでは、液中の固体微粒子間の凝集力のために、液体でありながら液内部を微視的に見れば固体的な凝集構造を作る性質があります。
この性質がその液のマクロ的な挙動として流動特性に現れると考えられます。
このような液にずり応力が働くと、液が流動するにつれて凝集構造が破壊され流動しやすくなります。
ずり速度をある一定値に保持しておくと、ずり応力は測定開始時の最高値から、時間経過と共に次第に低下して、ある平衡値で飽和するのが観察されることがあります。このように時間と共にずり応力が飽和する状態を時間依存性液体、あるいはチクソトロピー性液体といいます。
時間依存解析ソフトでは、サンプルの固有常数、時定数を求めることができます。
【表示例】